免許合宿は比較的短期間に運転免許を取得できる手段です。
かつて免許合宿で自動車免許を取ったという経験から、それでアフィリエイトしてみようかと思いつかれた人もいるのではないでしょうか。
しかし、実際のところ免許合宿をテーマにしたアフィリエイトでそれなりの収益を得ることはできるのでしょうか。
またそもそもASPにそのような案件は存在するのでしょうか。
そこで今回は免許合宿でアフィリエイトする方法や取り扱いのあるASPなどについて解説していきます。
免許合宿のアフィリエイトをする方法・ASPで取り扱いがあるのはどこ?
免許合宿のアフィリエイトの需要とマーケット情報
免許合宿のアフィリエイトは簡単ではないと思われます。
ここでいう免許合宿とは自動車学校の免許合宿ですが、そもそもその自動車学校自体が厳しい経営環境に立たされているからです。
もちろん免許といえば自動二輪もありますが、免許合宿となるとメインはやはり自動車です。
その自動車免許は18歳以上であれば誰でも取得できますが、メインターゲットとしてはやはり比較的時間に余裕ある18歳~22歳くらいの高校生から大学生です。
しかし、知ってのとおり日本は未曾有の少子高齢化。
免許合宿のメインターゲットとなるパイ自体が非常に小さいと言わざるを得ません。
さらにいえば、その人口帯のすべての人が免許をとるわけではありませんし、その免許を取る人の中でも免許合宿を利用するのは一部です。
これだけでもいかに免許合宿のアフィリエイトが難しいか想像できるのではないでしょうか。
少し具体的に数字を概算してみてもこれは明らかです。
かなりざっくりとした仮定ですが、18歳人口がだいたい110万人として22歳までを範囲に考えて約450万人とします。
内閣府の調査をもとにすると、その中で25%くらいの人は免許を取るつもりがないと推測できます。
また、免許取得者のうち免許合宿を利用する人は2割くらいと言われています。
そこから概算すると、免許合宿のアフィリエイトのターゲットとなりそうなのは年間70万人くらいです。
そのうちのどの程度にリーチできて、さらに成果を発生できるかと考えると、かなり厳しいことがいっそう具体的に察せられるのではないでしょうか。
ちなみに、ビジネス上、こうした自動車学校のマーケットは大学や専門学校のそれとかなり被っています。
より詳しくマーケットを調査したい場合はそれらの分野について調べてみることをおすすめします。
免許合宿のアフィリエイトの報酬と収益性
免許合宿のアフィリエイトの報酬単価は1万円前後と比較的高額です。
ただ、収益性が高いかといえば微妙です。
先ほど軽く概算したようにパイ自体が小さいからです。
しかも免許合宿は一度利用したら基本的にはそれで終わり。
リピートはありません。
そう考えると、免許合宿のアフィリエイトの最終的な収益性はかなり低いと見たほうがよいのではと思います。
たとえば、先の概算をベースにすると、70万人のうち0.1%にリーチできたとして700人。
そこから1%発生してもたったの7件にしかなりません。しかも年間でです。
あくまでもシミュレーションでしかありませんが、それでもかなり厳しいことが推測できるのではないでしょうか。
免許合宿のアフィリエイトの成果発生・確定条件
免許合宿のアフィリエイトの成果発生・確定条件は申込後の実際の入校完了です。
また、参考事例自体が少ないのですが、その例によればグループでの申込みは1件として扱われます。
パイも小さく成果発生条件も厳しいと良いところがありません。
さらにいえば、免許合宿はそれなりの期間拘束されることから、急用が入ったことによるキャンセルも若干多いと思われます。
事実、とあるASPの情報によれば確定率も2割弱とかなり低めです。
ただ、自動車学校は春休みと夏休みに申し込みが殺到することから、季節性で収益を見込みやすいというところは数少ないメリットのひとつといえるかもしれません。
免許合宿のアフィリエイトのターゲットやおすすめ訴求ポイント
すでに触れていますが、免許合宿のアフィリエイトのメインターゲットは20歳前後の学生です。
免許自体は18歳以上であれば取得できますが、合宿というまとまった時間が必要な形態上、社会人はターゲットになりにくいと言わざるを得ません。
そして訴求ポイントは合宿費、追加料金の有無、宿泊所の環境などでしょうか。
あとは教官の人柄も重要なのですが、これは実際、当たり外れがあるのでアフィリエイトでの訴求には向いていません。
さらに、これらの訴求ポイントの切り口自体もそのままコンテンツ作りに活用できるかどうか微妙です。
現状、実際のアフィリエイトの多くは個別の自動車学校が出しているのではなく、申込みも含めた比較サービスのようなものだからです。
したがって、具体的な訴求ポイントをどうするかは、個別の自動車学校をおすすめするのかどうかによって変わってくるかと思います。
なお、業務の必要上、大型やタクシー免許を取得したいという人も少なくはありませんが、アフィリエイトのターゲットとしては微妙と思われます。
また、外国人を対象にするという切り口もあるものの、やはりパイが小さすぎます。
アフィリエイトの出稿元としては大型や外国人向けにアフィリエイトしてもらいたいところが多いようですが、実際にはそのやり方はかなり厳しいと考えるべきかと思います。
ただし、逆に考えると外国人向けにコンテンツを作成できる場合は一手にPVを集められる可能性もあるはずです。
もし語学や文化に堪能で外国人向けコンテンツ作成のノウハウに自身があるのであれば挑戦してみる価値は小さくないかもしれません。
免許合宿のアフィリエイト広告案件
・全国49校普通自動車専門の合宿予約サイト【ユーアイ免許】(a8.net)
・合宿免許ランキングサイト【免許合宿ライブ】(a8.net)
・合宿免許受付センター(a8.net)
・創業42年目を迎えた合宿免許の老舗【合宿免許のマイライセンス】(a8.net)
・免許合宿ライブの教習所入校プロモーション(afb)
今回は免許合宿のアフィリエイトはafbとa8.netにしか見つかりませんでした。
また、純粋な意味での免許合宿のアフィリエイトについてはa8.netにだけあります。
案件の選択肢がほとんどないことも免許合宿のアフィリエイトの大きなデメリットと言わざるを得ません。
参考アフィリエイトASP
・もしもアフィリエイト
・バリューコマース
・アクセストレード
・a8.net
・afb
・タウンライフアフィリエイト
・TCS
免許合宿のアフィリエイトをする方法・ASPで取り扱いがあるのはどこ? まとめ
免許合宿はマーケットも限定されるうえ、ASPでの取り扱いも多くありません。
報酬単価こそ悪くありませんが、それでも難度の高さが無視できないネックと言わざるを得ません。
免許合宿にかぎらず、少子高齢化の日本において20代前後をターゲットにしたアフィリエイトは茨の道です。
なにかしら独自の工夫で勝算があるのでなければ、基本的にはそうしたジャンルのアフィリエイトはおすすめできません。
できれば他のカテゴリー・ジャンルも検討してみましょう。