電子書籍が世の中に登場してからすでに20年以上。
紙の書籍がなくなることはないとは思いますが、それでも電子書籍はすでに一般化したといって間違いないかと思います。
そんな書籍・電子書籍でアフィリエイトすれば稼げるのではと思われる人も多いのではないでしょうか。
しかし、実際のところ電子書籍や紙の書籍でアフィリエイトできるASPはあるのでしょうか。
また、それなりにまとまった収益は期待できるのでしょうか。
そこで今回は電子書籍・書籍でアフィリエイトする方法や取り扱いのあるASPについて解説していきます。
電子書籍・書籍のアフィリエイトをする方法・ASPで取り扱いがあるのはどこ?
電子書籍・書籍のアフィリエイトの需要とマーケット情報
電子書籍・書籍のマーケットは個人がアフィリエイトするには十分な規模があります。
紙の書籍、電子書籍を合わせた直近の市場規模は1兆6,000億円ほどといわれています。
前年比で微減ながら十分に大きな市場があるといって差し支えないでしょう。
ただ、これまで急成長してきた電子書籍市場の伸びは頭打ちになっているようです。
個人がアフィリエイトするぶんには特に大きな問題になりませんが、書籍・電子書籍市場の今後の成長自体は望めないと考えておいたほうがよさそうです。
なお、今回はひとくちに電子書籍・書籍としていますが、アフィリエイトの際には基本的には活字ではなくコミックを前提に考えるべきです。
一般的に、小説などでベストセラーと呼ばれるものでも販売部数は10万部程度です。
日本の人口を1億2,000万人とすれば0.1%程度。
ベストセラーでさえ1,000人に1人しか読んでいない計算です。
少し例えが微妙かもしれませんが、要するに活字で考えると日本の読書人口は思った以上に少ないということです。
そう考えると、書籍・電子書籍でアフィリエイトするとしても活字は中心ではなく、コミックメインを前提にすべきです。
なぜか読書は趣味としてメジャーに考えられがちですが、実際にはかなりマイナーな趣味ということは頭の片隅に置いておきましょう。
電子書籍・書籍のアフィリエイトの報酬と収益性
電子書籍・書籍のアフィリエイトの収益性は意外と悪くありません。
案件次第でけっこう数字は変わりますが、率報酬の場合は1%~5%くらい。
コミックレンタルの会員登録の場合は1,000円程度の報酬を期待できます。
単価で見ると一般的なアフィリエイトと比較して特に有利ということもありません。
しかし、電子書籍・書籍という販売形式を考えると、発生のハードルはかなり低めです。
意外と簡単ではありませんが、発生件数でカバーできればまとまった報酬も狙えるのではと思います。
電子書籍・書籍のアフィリエイトの成果発生・確定条件
電子書籍・書籍のアフィリエイトの成果発生・確定条件は案件次第で異なります。
ひとくちにコミックレンタルといっても、最近はサブスクリプション制のものもあり、そちらは会員登録が成果発生・確定条件になります。
一方で従来どおりの電子書籍・書籍販売の場合はたいてい書籍購入が成果発生の条件です。
どちらがより成果を発生しやすいかはなんともいえませんが、少なくともユーザーが興味を持てる書籍の取り扱いがなければ話しになりません。
販売形式も重要ですが、それよりは取り扱いジャンルのほうが重要です。
案件選びの際にはむしろそちらを重視することをおすすめします。
電子書籍・書籍のアフィリエイトのターゲットやおすすめ訴求ポイント
電子書籍・書籍のアフィリエイトのターゲットは性別年齢問わず幅広い層です。
電子書籍というと若い人が親しむもので、高齢世代は今もなお紙の書籍を好んでいるのではと思われる人も多いかもしれません。
しかし、すでに多くの高齢世代はかなりスマホに親しんでおり、問題なく電子書籍も購入しています。
アフィリエイトの際には変に若い世代を狙い撃ちせず、全年齢をターゲットとして考えることをおすすめします。
そして訴求ポイントですが、これもまた案件次第です。
ただ、読みたい書籍がなければそもそも選択肢からも外れてしまいます。
少なくとも取り扱い書籍のバリエーションは訴求しておいて間違いないでしょう。
そのうえで、多くのサービスはポイント制や他サービスとの連携をアピールしています。
たとえばですが、セゾン系のコミックレンタルではセゾンカードとの連携で実質的に3冊に1冊が無料で読めるようになります。
これはあくまでも一例ですが、書籍・電子書籍のアフィリエイトではそうしたサービス独自のポイントシステムを訴求していくとよいのではと思います。
なお、書籍・電子書籍のアフィリエイトというと、特定のタイトルを紹介するやり方をイメージする人も多いのではないでしょうか。
しかし、そのようなやり方はまったくおすすめしません。
先にも触れましたが、活字の例で言えばベストセラーであっても1,000人に1人くらいしか読みません。
コミックであってもやはりリーチできる層はかなり限定されます。
書籍・電子書籍のアフィリエイトでは個別のタイトルではなく、あくまでも書籍・電子書籍を購入できる「サービス」をアフィリエイトするようにしましょう。
電子書籍・書籍のアフィリエイト広告案件
・書籍と電子書籍のハイブリッド型総合書店【honto】(バリューコマース)
・マンガ、雑誌読み放題サービス【ブックウォーカー】(バリューコマース)
・コミックシーモア(バリューコマース)
・全マンガ1冊115円【DMMコミックレンタル】(a8.net)
・漫画全巻ドットコム(a8.net)
・コミック、書籍無料サービス【タダ本】(a8.net)
・Amebaが運営する日本代々級の電子コミックサービス【Amebaマンガ】(a8.net)
・ブック放題(アクセストレード)
・マンガ、書籍、雑誌も読める総合電子書籍ストア【いつでも書店】(afb)
電子書籍・書籍のアフィリエイトは各ASPに豊富に取り扱っています。
ただ、バリューコマースで取り扱っているような大手サービスは知名度が高い代わりに収益性が低めです。
収益性を追求したい場合は大手ではないサービスとの提携も視野に入れたほうがよいかもしれません。
参考アフィリエイトASP
・もしもアフィリエイト
・バリューコマース
・アクセストレード
・a8.net
・afb
・タウンライフアフィリエイト
・TCS
電子書籍・書籍のアフィリエイトをする方法・ASPで取り扱いがあるのはどこ? まとめ
電子書籍・書籍のアフィリエイトはASPでの取り扱いも多く、アフィリエイト初心者でも取り組みやすいジャンルです。
また、マーケットも十分に大きいところもメリットです。
ただ、そもそもの読書人口の数や報酬単価を考えると、簡単にまとまった収益を期待できるとはいえません。
たとえば書評ブログに書籍・電子書籍のアフィリエイトを貼っただけではほとんどなんの成果も期待できません。
基本的に読書はマイナーな趣味ということは自覚して、コミック中心のアフィリエイトを考えることをおすすめします。